風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

『賭博/偶然の哲学』(続き)

6時起床。毎日7時か8時には寝ているので、半日しか生きていないことに気がついた。まあ、いまは状態も悪いし仕方ないか。いつかスイッチが入るだろう。朝の準備もやはり妻がいるとスムーズで、慌ただしい中にも活気がある。授業×2。イギリスの教育制度について。テストの仕組みがややこしくて説明に苦慮する。日本でもTOEFLの導入が検討されているのは、イギリスをお手本にしているのかも知れない。時前でやるか外注にするかの違いはあるとしても。
そろそろキリンジ、曽我部、鬼束ちひろのローテーションにも限界がきているので(家族にも不評だし)、半額の日ではなかったがCDを大量にレンタルして帰る。宇多田ヒカル、UA、スピッツスガシカオ岡村靖幸、などなど、相変わらず90年代を中心に。エレカシの「今宵の月のように」をカバーしているというので、倖田來未のカバーアルバムも借りてみたが、これは箸にも棒にもかからない代物だった。やっぱり身の丈に合ったものを借りないといけないな。
というわけで、『賭博/偶然の哲学』の続き。第二章「賭けることの論理 九鬼とドゥルーズ」になると、途端に難しくなる。どちらかに通じていれば、まだ理解も出来たのだろうが、偶に出て来る競馬の例えを頼りに読み解く有様。同じ著者のドゥルーズ入門の新書がどこかにあったはずだから、そちらを先に読んだ方がいいかも知れない。それでもなんとか読了したので、次に進んでみることにする。

オーロラになれなかった人のために

オーロラになれなかった人のために


僕はそれほど熱心なスピッツファンではないのだが、なぜかしら心の胸腺に触れて、人に(まだCDのコピーが出来ない時代だ)プレゼントしたりもした1枚。そのへんの甘酸っぱい思い出はいろいろとあるのだが割愛。10年振りくらいに聴いたが、まだ拙い演奏といい、若々しい草野マサムネの歌声といい、まったく古びてなくて嬉しかった。ミニアルバムというのもいい(アルバム1枚を通して聴くと単調に感じられることがあるから)。愛すべき小品。