『母子寮前』
6時半起床。それにしても暑い。そろそろクーラーが必要になってきたが、妻が嫌いなのでいつもリモコンの奪い合いになる。一人暮らしの時に設定温度16度にして、タオルケットを被って寝ていた時代が懐かしい。授業×2.そうか、『ブリジット・ジョーンズの日記』は、”ladette”の話だったのだな、と納得。酒もタバコもやり放題で、減量のためにジムに通う、みたいな。授業の合間に友人とお茶。『攻殻機動隊』はやはり観ておいた方がいいですよ、ということで、貸してもらうことになった。
- 作者: 小谷野敦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/12
- メディア: ハードカバー
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第144回芥川賞候補作(ちなみに受賞作は『苦役列車」)。最愛の母の看病記。淡々とした筆致で書かれているが、検査入院だの転院だのホスピスだの、と人が死ぬということは、簡単なことではないのだな、と当たり前のの感想を抱く。「鵺」と形容される父親の言動は確かに明らかに異常であり、そこのところの葛藤がもっと書いて欲しかった。山口瞳が「男は母親が死ぬと3ヶ月は使い物にならなくなるから、その間は妻が「母」になってサポートしないといけない」というようなことを言っていたが、いつかは僕にもそんな日が来るのだろうか。出来ればまだずっと先であって欲しいけれど。