風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

父について

9時起床。「あ、今日は調子いいかも」と一瞬だけ思って、すぐに落ちるのもいつものこと。

昨日はあれから、どうしても首が痛くてしょうがないので「稲荷湯」に。カラスの行水。体重は65キロまで回復。腹は減ったが、給付金が出るまでは節約しようと、ごはんを炊いてイワシの缶詰で食べる。野菜が足りないかと思って、コンビニでサラダを買う。

「父が成仏してなくて取り憑いている」ことについて妹とライン。「悪霊扱いはかわいそうやわ。毎日、お墓に向けてを手を合わせたらいいんよ」と言われる。僕がぐじゃぐじゃ話していたら「ネガティブもきわまれりやな。インナー・チャイルドについて勉強したら?」というところで、なんとなく終わる。「許してあげたら?」とも意見された。許す? なにを許すんだ?

「僕の父親は自殺した」

何度も何度も書くと思うけど、これが始まりで現在進行形の事実。たぶん、就職して2年目。旅行から帰った母と妹が、自宅の階段で首を吊っているのを見つけた。遺書はなかったが(母が隠したのではないかと疑っている)、何年前も前から女性関係(にまつわる金銭問題)で悩んでいたみたいだったから、1人になったのをチャンスだと思って(?)衝動的にやったのだろう。僕は、自殺の原因のほどんどはうつがだと思っているから、以前から双極性障害の症状があった父が死を選んだのは不思議でもなんでもない(もちろん、当時はそんなことが分かるわけもなく、いまようやくそういう風に理解出来るということだけど)。とにかく。この出来事が15年以上も頭から離れない(続く)。

と、書いてしまってから、また悩みが吹き出して、不安な感じになってきたので、『ザ・リアルエクソシスト』を観に行くことにする。

 映画館がいまこんな状態なので支部での上演。いつになく賑わっていて、外国の方の姿もちらほら。1400円払って礼拝堂で鑑賞。

あまり期待はしていなかったが、それなりによく出来ていた。最後の悪魔との戦いよりも、オムニバスのエピソードの方がよかったかな。千眼美子が健闘していて、それで映画らしくなっていた。

さて、帰ろうと立ち上がったが、他の人は全く移動する気配がない。どうも「続けて」「同じ映画」を観る様子。なるほど、信者がチケットをたくさん買って、それで観客動員数とか興行収入を稼ぐ仕組みになっているわけだな。

いつもの喫茶店(とても感じがいいので、名前を覚えておくことにする)で一服。

「悪魔祓い」されたのか、少し気分がいい(単に人と話しただけだからだと思うが)。

スナックの歩き方 (イースト新書Q)

スナックの歩き方 (イースト新書Q)

 

悩みは人それぞれで、自分だけが不幸だとは思っていないが、人とコミュニケーションしていないのは間違いないし、それに関しては自信がある(?)。家族もいないし、友達もいないし、仕事仲間もいない。ラインでたまに話す相手が2、3人いるだけ。SNSも休眠状態。「おはよう」も「ただいま」も「おやすみ」もない。で、これを読んで、スナックにでも行ってみようかと思ったのだが、アルコール依存症でお酒も飲めないし、知らない人の前でカラオケを歌う度胸もない。たぶん、自己紹介するところから困ってしまう。で、結局、こうしてうだうだして外には出られないのだろうな。ガールズバーなんかも調べてみたが、もっとテンションが高いだろうし、ハマってお金がなくなったり、変に依存して拒絶されて傷ついてもなんだし。まあいいか、明日また考えよう。

それとも・・・お酒のしばり、外してみようか。

娘から手作りのマスクが届く(1ヶ月くらい前に発注したはずだが)。

f:id:hutamaruo:20200517094937j:plain

手作りマスク

なんにしても嬉しいことは間違いないので、すぐにお礼のメールを出す。前回はなんだかんだと(中学生の娘に)書いて、元妻から「彼女も大変なんだから、依存しないでくださいね」と注意を受けていたので、さらっと。で、すぐにアマゾンギフト券も5千円送る。しかし、妹からタバコが4箱送られて来たのはなんだったんだろうか(紙タバコは吸わないのに)。

そこから意識が朦朧となって、コンビニでサラダを買って食べたような気がするが、すぐに眠りに落ちた。

今日はいいことがあってよかったな、俺。