風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

先天性極楽伝

非常勤。来年の話をされたらどうしようかと身構えていたが、カリキュラムの改正とかで(たぶん他に教員が見つかったのだろう)あっさりと「今までありがとうございました」。嬉しいような寂しいような。「トゥルーマン・ショー」を最後まで見られなかったので、DVDを教室に置いて帰る。誰か持って帰ってくれたかな。
阿佐田哲也「先天性極楽伝」。阿佐田哲也コレクション5。3億円をめぐるユーモア・ピカレスクロマン。物語の構成は今の目から見るときついとこがあるが、ところどころに作者の持論である「人生のフォーム」理論なんかも炸裂して、ゆるい感じが逆にたまらなかったりする。
先天性極楽伝 (小学館文庫)