風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

『昼のセント酒』

3時半起床。ゲームをしたり、本を読んだり、コンビニに行ったり。今日は僕が息子を病院に連れて行く番。熱も下がったということで、明日から保育園に行ける見込み。さすがに早く起き過ぎたのか、家に帰ってベッドでうつらうつら。お昼過ぎに妻から電話があり、今度は娘が熱を出したらしい。追試験の監督があるので、悪いがそちらはお任せして出勤。試験が終わって慌てて帰ると、なるほどぐったりしている。インフルエンザかどうかは不明とのこと。やれやれ、また感染の脅威に怯えなくてはいけないのか。

昼のセント酒

昼のセント酒


昼間から銭湯+風呂上がりの生ビール。チラリと書名を見た妻からは「危険な書物」に認定されてしまったが、不思議と酒は飲みたくならない。そりゃ美味いだろうな、とは思う程度で楽しく読んだだけ。小田嶋隆は「酒も飲まずに、何を楽しみに生きているんですか?」という質問には、「何かを楽しみに生きるのではなくて、生きること自体を楽しむのだよ」と答えるらしいが、断酒中の人間にとってはまさに至言。ついでなので、もう少し引用しておくと、「診断を受けた当時、38歳だった私は、18歳の生活に戻るところから禁酒をはじめた。そうしないと(つまり、単に呑むのを我慢するのではなくて、生活そのものを根本的に組み替えないと)断酒は成功しない、と医者に強く言われたからだ」。そうそう。大丈夫、人生には楽しいことがもっといっぱいある(と、自分に言い聞かす)
生活

生活


エレカシの中で最もよく聴いた一枚。というか、もしかしたら持っているCDの中でも一番かも知れない。誰がなんと言おうと不朽の名作。発売から20年経っていることに驚いたが、セルフイメージというか自意識みたいなものは結局ここから一歩も動いていなかったんだな、と思いながら聴いた。さきほどの断酒の話ではないが、40になって頭の中が20歳のままというのもどうかと思うが。