風大丸亭日乗

元大学教員、双極性障害、本と音楽と映画、そして毎日は続く

回転木馬のデッド・ヒート

また雨。妻の学校では、連日、体育祭が延期されてるようで、「ああ、今日も授業か」と、うなだれて出て行く。
それはそうと、水道の問題をなんとかしないといけない。実は兆候は前からあって、トイレの水がいつも微かに流れてるな、とか、やたら水道局から「メーターが回ってるんですけど」というお知らせが入ってたり。決め手になったのは、先月(あれ2ヶ月だっけ)が、2万円(!)を超えたこと。これはどうも変だ、なんとかしなくちゃ、と思っていたところに、とどめの水道事故が起こったので、今日は僕が休みを取って本気で取り組むことになった。
まずは朝まだ早かったので、火災保険の付帯サービスに電話。業者を派遣してくれるそうだが、午後になるという。仕方がないので、部屋の片付け。ここで重要なのは、風太(猫)の痕跡を徹底的に消すこと。うちはペット可じゃないので。いざ、業者さんが来る前には、哀れ風太はキャリーバックに入れられ、車の中で待機。涼しくなっていてよかった。
この最初の業者さん、とてもよい人だったが、キッチン、トイレともにすぐに直るような種類のものではないという。おまけに料金も発生する、とのこと。賃貸だし(もう10年も住んでる)出来れば大家さんもちで直してもらいたいので、最初の業者さんにお引き取り願って、アパートの管理会社に電話して来てもらう。今度は2人組で、ああでもない、こうでもない、と試していたが、キッチンに取り付けている浄水器がいかん、という結論に。「これ、うちのじゃないですよね?」「ええ、自分で付けたやつですけど」「これ外さないと直りません」。そうなのか、まあとりあえず異音と水が止まるならよしとしようと思い、作業をお願いすることに。結局、全ての工程が終わったのが6時過ぎ(途中、業者を残して子供を迎えに行った)。お疲れさん、僕。そして、よく我慢したね、風太

回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)

回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)


というわけで、今日は始終、人が出入りしている状態だったので、ロクに本も読めなかった。作業してるのほっといて、寝室にこもるってのもねえ? というわけで、これはぶつ切れでも短編なので、リビングで業者の作業を監視しつつ読めた。ほとんど忘れていたが、「レーダーホーゼン」だけは克明に記憶していた。なんでだろう。しかし、この頃の村上春樹の登場人物は、本当によく煙草を吸う。